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1.ひな祭りって? |
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2.ひな祭り・桃の節句の祝い方は? |
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3.ひな祭りの料理は? |
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4.雛人形を用意する人は? |
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5.雛人形選びのポイントは? |
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6.雛人形を飾る時期は? |
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7.雛人形をしまう時期は? |
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8.雛人形のしまい方は? |
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ひな祭りって? |
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もともとは魔よけの意味があり、女の子の健やかな成長を見つめる記念日としての役割です。
現在では、ひな人形を飾ることを桃の節句と言っていますが、また、なぜ「桃の節句」と言うのかは、かつて陰暦の三月(現在の四月に相当)にお祝いしていたため、時期的に桃の花が美しく咲く頃のお祝いだったためです。
今の三月は、まだ桃の花には早いのですが、地方によっては4月3日に桃の節句を祝うところもあります。
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ひな祭り・桃の節句の祝い方は? |
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ひな人形は部屋の目立つ場所に飾って、ひな祭り・桃の節句を祝います。
ひな祭り・桃の節句には、「ひな人形」がつきものです。ひな人形は、もともと座敷に飾りますが、現代社会の住宅事情から居間・リビングに飾る家庭が多くなりました。
そして、ひな人形といっしょに、桃の花や菜の花など季節の花を飾り、ひし餅やひなあられ、白酒をお供えします。
ひな祭り・桃の節句には、現在ではあまり多くの客を招きません。両家の祖父母や兄弟姉妹など近しい親類縁者が集まって、子どもの成長をお祝いします。
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ひな祭りの料理は? |
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ひな祭りの基本の料理は、春を感じさせる食材となります。華やかな彩りを醸し出すために、ひし餅や雛あられ、よもぎ餅も添えて出します。
そして、貝を使った料理が定番になっています。なぜ「貝」なのかは、蛤(はまぐり)は他の貝とは決してピッタリと合わないことから女性の貞節を意味し、二枚貝は夫婦円満のシンボルといった理由から、女の子のお祝いに貝がよく使われるようになりました。
ひな祭りの料理で最も人気なのが、「ちらし寿司」と「蛤のお吸い物」です。さらに、焼き魚や春野菜などの小鉢を添え、祝い酒には長寿を意味する白酒でお祝いするのがしきたりです。
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雛人形を用意する人は? |
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昔、ひな人形は、子どもの母親の実家が贈るという習慣がありました。しかし、現代は男女共同参画社会基本法が出されている時代。過去の慣例にただ従う必要はありません。また、かつてのひな人形と違って、現在のひな人形は、五段飾りや七段飾りなど豪華な装いで一式を揃えるとなると相当な額になります。よって、母方の実家だけに任せてしまうのはかなりの負担を強いることにもなりかねません。現代では、兄弟姉妹など親類一同で共同出資するとか、あるいは初節句では、お内裏様とおひな様だけを一揃えとした「親王飾り」だけを母方の実家で負担し、その下の段の人形は、年々夫婦で買い足していく、という方法も珍しくありません。
また、現代の住宅事情からは「ひな人形一式を置くスペースがない」という理由から、親王飾りだけでひな祭り・桃の節句を祝う家庭も多いようです。
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雛人形選びのポイントは? |
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ひな人形選びのポイントは、大きく分けると以下のようになります。
(1)人形の顔が気に入るか?
ひな人形を眺める際に、気になるのはやはり人形の顔です。ほんわかして優しそうな目鼻立ちのお人形が人気ですが、表情のちがいに気を配り、長い年月飽きのこないお気に入りの顔を選びましょう。同じように見える人形でも違ってきます。
(2)着物の仕立て具合や素材
人手によって一体一体ていねいに縫製された着物もあれば糊で貼った着物もあります。素材については、目視だけで判断するのではなく、手で触ってみて判断しましょう。長い年月飾り続けるお雛様ですから、時間に耐えうる丈夫な仕立て具合と素材を意識しましょう。
(3)道具の材質
屏風や雪洞(ぼんぼり)、花びらなどのパーツも重要です。いくらお人形の顔立ちや着物の材質が一流でも、その周りのお飾りが丈夫でなければ意味がありません。
必ず人形以外の飾り物にも目を光らせましょう。たとえば、屏風の枠などが、プラスチック製か木製なのかで、印象も随分とちがってきます。
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雛人形を飾る時期は? |
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一般的には、桃の節句の1〜2週間前の飾りつけで構いません。
ひな人形を飾る時期は、桃の節句の一ヶ月以上前から飾ってもおかしくありません。日本人は古くから、季節を先取りすることを良いとしていました。したがって、ひな人形などの飾り物を「飾る」ことに関しては、早めに準備し飾っていたようです。
また、新しく購入する家庭にとっても、お正月の七日過ぎから店頭に並ぶため、早く購入した方がお気に入りの一品に出会える可能性が出てきます。そうした意味からも、二月初旬から飾って眺める風習が昔からありました。
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雛人形をしまう時期は? |
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3月3日を過ぎたらすぐに仕舞うようにしましょう。
ひな人形をしまう時期には、注意が必要です。つまり、3月3日の桃の節句が過ぎた翌日には、すぐに仕舞わないと女の子の嫁入りが遅くなると言われてきました。
最近はほとんど気にしていないようですが、高価なひな人形だけに、出しっ放しはほこりや湿気を溜め込むことにつながりおすすめできません。
はありません。純粋に「この1年間の成長を祝う」という主旨で初誕生日は迎えましょう。
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雛人形のしまい方は? |
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ひな人形のしまい方には、特に決まったしきたりやマナーはありません。
ただし、ほぼ1年間保管しておくものですから、カビや虫には細心の注意が必要です。この保存状態次第では、長きにわたって伝えることもできます。
特に最近の住宅事情では、かつてのようにはいかないかもしれませんが、基本的なひな人形のしまいを以下に挙げさせていただきます。
(1)湿気の少ない日を選びましょう。
(2)人形専用のはたきや筆の先で、人形の顔や着物のほこりを落としましょう。
(3)箱のすき間に紙をつめて人形を固定しましょう。
(4)人形専用の防虫剤を直接人形に触れないように入れましょう。
(5)天袋(押入れ上部の天井に接した戸棚)など湿気の少ない所で保管しましょう。
はありません。純粋に「この1年間の成長を祝う」という主旨で初誕生日は迎えましょう。
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